「弦高調整しました!」…というほど大げさなものではありませんけど、全体的にベースの弦の高さを変えてみました。
実際のところ「弾きやすさ」とか「音質」を判断できるほどの腕でもないので弦の高さに不満があったわけでもないのですが、フトしたキッカケで実践してみたら結果的にベース初心者でも分かるぐらい弾きやすさの差が出るものでしたので少しご報告をしたいと思います。
・・・そもそも僕は今までベースを一切イジらずに弦高もずっと購入時の状態で弾いておりまして・・・
この理由としては購入したお店はそんなに変な店?でもなく(ネット通販ですが…)、「ある程度は調整してくれてるだろう」という期待から一応は信頼して使ってたんですよね。
でも、弦の高さに関してちょこちょこと情報を調べていると「1弦から4弦にかけてだんだんと高くなるようなセッティングが基本」とのことで、よくよく僕のベースの弦を見ているとナゼか「アーチ型のような感じ(2.3弦が高い)」になっていたのを発見してしまい、そこからどうにも気になりだしてしまったワケです。
だったら「ちゃんと調整したらどんな感じなんだろ?」という興味から調整してみたわけですが・・・意外とカンタンにできるんですね。
(もちろん僕の場合はしっかりと「○弦の12フレットでのスキマを○.○ミリにする」というような細かく調整をしてないのでカンタンなのはアタリマエですけど…)
弦の高さ調整は下の画像のブリッジの「サドル」(今、名前を知りました♪)という弦が乗っかっている部品を高さを変えるだけで、僕の持っているベースだと「弦の横に2つある穴(緑の丸部分)」に付属の六角レンチを入れて2つの穴を均等に回すだけで調節が可能でしたよ。
「時計回り(ネジを締める・右回し)で弦を高く」して「左回しで弦が低くなる」ようなので、かなり高めに設定されていた2.3弦をグッと下げて、1弦と4弦も少し下げて適当ながらも調整は終了。
そして弦高を変えた後には「オクターブチューニング※」という「本来、同じ音にしないといけない開放弦と12フレットの音を合わせるチューニング」をしないといけないようで、これには上の画像のサドルに突き刺さっているバネ付きのネジ(赤丸部分)をプラスドライバーで回して行えばいいみたいですね。
(※オクターブチューニングに関しては、各弦の「12フレットの実音」と「12フレットのハーモニクス音(フレットの真上を軽く触れた状態でピッキングした音)」の高さのズレを比べるケースもありますが、僕はチューナーの音階表示を見て「開放弦と12Fの音」を比べて調整してます。)
サドルを動かす方向は言葉で言うと少し分かりにくくなりますけど・・・
●開放弦での音はチューナーでピッタリ合わせたのに「12フレットを押さえた実音が高くなってしまう」時にはネジを締めて(時計回り・右回し)、サドルをベースの根本側に移動させる。
(上の画像だとサドルを下方向に動かして弦の張られている距離の伸ばす)
●逆に、「12Fの音が開放弦よりも低い」時には、ネジを緩めてサドルをネック側に移動させる。
・・・という方法で調整するようですよ。
僕もやってみたところ弦の高さをものすごい変化させたわけでもなかったのであまり変わらない感じでしたが、4弦は少しズレていた(元々?)ので調整しました。
最初はサドルをどっちに動かせば良いのかよく分かりませんでしたけど、イメージ的には・・・
「12フレットの実音が開放弦の音より高ければ、サドルを遠くに動かして(12Fからサドルまでの)弦を長くしてあげることで音を下げる」
って感じみたいですね。
ちなみにサドルの位置を変える際には弦を緩める必要があるので、位置を変えるごとに「開放弦のチューニング→チューナーで12Fでの音を確認」という風にする必要はありますよ。
とにかくこれで無事に弦を下げることができたんですが、1弦に関しては弦を下げすぎてしまったのか音を鳴らすと他のフレットにも弦が多少あたってしまうような状態(弦がビビる状態)になってしまったので、また弦を上げて(あまり改善されてませんが…)本当に調整終了です。
よく「弦を下げると劇的に弾きやすくなる」なんてことは聞いてましたが、確かにチョット下げただけでも左手の弦を押さえる力をそこまで入れなくても良くなるのでいい感じですね♪
でもスラップのサムピングがしっくりこないというかなんか弾きにくくなってるんですね・・・これは単純に慣れの問題かなぁ?
まぁ、一応これで少し様子を見てみたいと思います。
・・・ちょっと、1弦のビビリ問題が気になるけど・・・ま、いっか♪
- 弦高調整について自分なりのまとめ -
・ベースの弦は1弦から4弦にかけてだんだんと高くする
・弦は12Fとのスキマが「1弦は2ミリ程度」~「4弦は3ミリ程度」(中には1ミリなんて人も…)
・弦を高くすると、弦の張力が強くなり力強い音となる
・低くすることで、押さえやすくなるし「音質面でもスラップ向きの調整になる(フレットに弦がぶつかりやすいため)」
・弦高を上げる場合にはしっかりと弦を緩めてから行う
・高さを決めたら「開放弦でのチューニング」だけでなく「12フレットでのチューニング」も行う
・12Fと開放弦での音のズレはサドルの位置を変えて「できるだけ同じ音程になるまで調整」
遅コメですが、アーチ状になっていたのは、指板がアーチだからそれに合わせていたのでは?
返信削除コメントありがとうございます!
削除たしかに、おっしゃる通り指板の形に合わせて弦高が調整されていたのかもしれませんね。
・・・僕はまったくそこまで考えが及びませんでしたよ・・・
そうなるとネットで購入したベースでもしっかりと調整してくれたお店にはしっかりと感謝しないといけませんね♪